2020年の生活を考えて立てた予算は、この半年、生活の変化とともに、いろんな面で変更を余儀なくされました。
食費は費目別に変化が表れています。
副食物費は右肩上がりに増え、反対に主食費は下がっています。給食、外食が減り、「3度の食事を家で」がそのまま表れています。
30才代~50才代は食費合計も増えています。
感想には、
「3日に一度の買い物で今までの買い物が多かったと気がついた」「1月~3月の食費が予算オーバーだったので、1日の予算額を守って買い物をした」など、見直しながら生活している様子が書かれていて、提出数が増えたことからも、家計簿が生活の指針になっていることが分かった。
買い物調べの感想から
2020年初頭からコロナウイルスが蔓延し、今までと違う生活が求められています。
食を支える非常時の買い物や生活はどうだったのかを、1か月間にわたる買い物調べのアンケート欄から、
(数字は1月分購入した食品3項目の合計量)
Mさん(30代 4人) 幼稚園が急に休園になり、幼稚園のありがたさを痛感。子どもがいる生活リズムがつかめず、冷凍パスタを買って夜中に食べたり、甘いものを過剰にとっていました。でもこのままでは身体を壊すと思い、野菜を摂るメニューを考えるようにしました。近くのスーパーには小さめの魚がなく、魚を喜ぶ人がいないので、全く買わなかった。大型スーパーに行けるようになったら魚のメニューを増やしたい。
( 肉2,320g 魚0 野菜9,970g )
Sさん(60代、3人) 久しぶりに1か月の調べでした。外出がままならず、非常時の買い物となりました。
結果はやはり魚の種類、量が足りていません。生協の宅配を2か所から取っていますが、カタログでは購入しにくく、スーパーに行っても生の
もは手が出ず(値段、調理方法)干物、冷凍のつみれなどに偏ってしまいました。
( 肉 5,148g 魚 2,949g 野菜19,773g )
Yさん(80代 2人) 米、みそ、醤油、野菜があれば充分生きていけることを実感しました。
買い物に出ることはほとんどなく、生協の宅配で食材を調達しています。
青背の魚が手に入りにくいことが難点かと思いました。乾物も在庫をフルに活用し、梅雨前に使い切りたいと思います。
日本古来の簡素な食生活を今一度見直し、非常時でも落ち着いて暮らせる知恵を持ちたいと思いました。
(肉 4,180g 魚 2,794g 野菜14,128g)