住グループの「冬の生活時間しらべ」から、
メンバーの中の6人の生活時間の使い方についてお話しします。
こちらは全国友の会のHPのアプリを使った
2/1(木)~2/7(水)の1週間の生活時間を
14項目にわたって記録したものを、
グラフで分かりやすいように、
6項目で表したものです。
左に名前と年代が若い順に並んでいます。
▸グレーの枠は「睡眠」
▸グレーのべた塗りは「食事、身のまわり」
▸赤は「家事全般」
▸赤斜線は「子ども・家族」
▸青のべた塗りは「職業」
▸みどりは「社会的、交際、文化、娯楽」
〈 Hさん 40代 〉
昨年6月に記録した時とを比較してみました。
▸睡眠時間は454分。前回よりも30分長くなりました。
毎日同じ時間に寝て、起きてという事はまだできていません。
できるだけ11時には寝て6時過ぎには起きることを目指したいと
思っていますが、なかなかこの時間を守れず、
この時間を守るためにも、昼間の時間の使い方が大事で、
いつも夜やることを夕方までには済ませておくように・・・と、
少しずつ夜時間を昼にシフトという事の改善半ばです。
▸次に食事・身の回り。この時間は119分。
食事の時間は6月とまったく変わりませんが、身の回りの時間が30分増えました。これは免疫力UPの為に入浴時の半身浴を40分するようにした結果がそのまま数字に表れました。
▸家事の時間は286分で6月よりも20分減りました。
内容的には「食」と「衣」に関する家事の時間が増え、「住」の時間は減っていました。思い出すと寒くて外回りの掃除を最近サボっていて、リビングの掃除ばっかりの日々となっています。そんな中でも悩みは布類の多い事。今回の時間しらべで衣の家事時間が増えた原因はこの布類の多いことが原因。ハンカチ、ハンドタオル、台拭き、フキン、ランチョンマットに風呂敷。すべて近くに収納されているのですが、一種類ずつがとても多く、これらのアイロンかけにも、きれいに棚に納めることにも時間がかかります。なかなか終わらないアイロンかけ中に「服の持ち数と同様に、これらの持ち数も減らしたら、手間も暇も削れるなぁ」と感じまして、古い布類は思い切って雑巾や古布に変えました。
▸子どもの時間、家族の時間は142分。そのうちの133分は子供の時間。
子どもとの時間のほとんどは習い事に関すること。それも6月は321分だったのが、半分以下の時間になりました。わが子も6年生で、もうすぐ卒業です。習い事もほぼ引退した状態になり、親も数々の役を解任され、頻繁にやって来ていたメールや電話連絡のやり取り、週末の当番などもからも解放され、その事がこんなにも数字に表れたのかぁと驚きました。
▸職業の時間は15分。現在働いていない為、本来でしたら“0”ですが、最近家の不用品をメルカリするようになりまして、その時間を現在の私の職業としよう!と職業の時間にしてみました。
▸緑色の社会・交際・文化・娯楽の時間は424分。
6月は256分でしたので、だいぶ多くなりましたが。
そのうちの「友の会」の時間は6月は169分だったのが、2月は116分と大分短くなりました。
これは「ここまでで終わろう!」となるべく時間を区切るようにしている結果です。これ以上にはならないように現在努力中です。
そして今回一番多く時間を取ったのが、文化的時間で229分。というのは30年ぶりにバイオリンを人前で引くかもしれないという事で只今必死に練習中。小学校の卒業式で合奏を出来ないかと有志の保護者数人で、1月末から度々我が家で練習を行っています。
バイオリンは中高生の時に習っていましたが、あまりうまくはなくて只今必死。ですが、なんでも練習すれば上手くなると思っているので、なんとか時間をやりくりして頑張りたいと思います。
〈Tさん 50代〉
2月1日から7日は普段の生活とは全く違う日がありました。
息子の高校受検日にあたり、付き添いをしたため子供に関わる時間が多くありました。佐賀県の高校を受けるため3泊4日で出かけました。最低限1泊2日で行けるのですが、余裕を持った日程にしました。
▸ 私の叔母さんの家に2泊、高校近くの素泊まり宿に1泊しました。この間、炊事、洗濯、掃除はしていないので、衣食住の家事の時間がありません。
▸ 職業に関しては以前は週に3日働いていましたが、最近は土曜日に夫の店の手伝いに行くようになりました。金曜日のイタリアンレストランのバイトを合わせると週5日働くようになりました。 通勤時間が長いので仕事に関わる時間も長くなっています。
▸ 私の基本時間は6時に起きています。
数年続いています。おかげでアラームが鳴る少し前に目が醒めることがあります。寝起きがとてもよくなりました。
▸ 夕食は6時30分を目標にしています。
8時までに食事の片付け、翌朝の準備をします。お風呂の終わりは9時です。この時間はしっかり湯船につかっています。
▸ 10時30分に寝るようにしています。
基本時間を決めて実行しようとすると、いつまでも家事をしていることがなくなりメリハリがついて動きやすくなりました。基本時間の大切さを実感しています。
〈Mさん 60代〉
▸6月の時間調べの結果を受けて、今回は就寝時刻を11時に設定し守ることを目標にしました。静かになるとやりたいことが出てきてつい…ということから睡眠時間が6時間を切っていたので、これは良くないと感じたからです。就寝時刻から逆算をして、大まかに 起床5:30 朝食7:30 昼食12:00 夕食6:00 就寝11:00と基本時刻を決め、取り組みました。
今までと違ったのは、主人と2人の生活に、出産後帰省中の娘と孫が加わったことです。お互いのペースに慣れた頃、時間調べが始まりました。
▸ 1番大切にしたいのは食。夫は出勤の時には朝食をとりません。私も習慣になって食べたり食べなかったりしていましたが、3食しっかり食べてほしい娘のためにも時間を決め取り組みました。きちんと食べることで腸の働きが活発になり、快調です。
▸ 食卓に出すための下ごしらえや、作り置き作りなどで食に関する時間は家事の中では1番多く、平均で169分でした。
▸ 家族の時間は前回37分でしたが今回は買い物や検診のための付き添いなども含めて182分と大幅に増えました。
▸ 入浴から寝るまでの時間をゆったり過ごし、疲れをためないように気を付けました。朝お布団の中でのストレッチと寝る前のストレッチも習慣になっています。
▸ 健康維持のための時間や、睡眠時間を確保することは大切なことと実感しています。
▸ いつもと違う今を切り取った貴重な記録となりました。
〈Qさん 70代〉
▸2/1(木)
家計簿1月月末の現金合わせ
1月最寄報告カード作成
午後から「友の家対診断結果報告会」に出席
▸2/2(金)カーブス 銀行 買い物
▸2/3(土)カーブス 買い物 冷蔵庫整理
▸2/4(日)、5(月)仕事
▸2/6(火)友の会例会(Zoom) 雪のためベランダや勝手口の雪かきをした
▸2/7(水)カーブス 買い物 新聞の切り抜きや料理レシピの整理
【基本時刻について】
▸起床6時 就寝11時 朝食7時15分 昼食 12時半 夕食6時 と決めているが実際は起床は6時から6時半の間となり、
まだ早いとまどろんでいるうちに時間が過ぎた。
昼食は外出日の他は特に遅くなることはなかった。
▸ 就寝は大体11時にはベッドに入っている。
夜中に目が覚め寝付けない日が1日あったが睡眠に時間は入れている。
▸ 昼食の後はテレビを見たりそのまま寝落ちしたり、ゆっくり時間を過ごしている。
【家事時間について】
▸ 朝仕事はほぼ9時には終えている
▸ 洗濯は月・水・金 土曜日はパジャマやシーツなどの大物洗い
▸ 掃除は夫の分担 私の部屋やリビングは週2~3回掃除機をかける
▸ 食事作りや後片づけなど食に関する時間は平均169分で前回より13分増えていた
【文化的時間】
主にテレビ視聴、健康増進のためのテレビ体操、カーブス、健康器具(ジョーバ)。
〈Yさん 70代〉
▶ 目標は食べるネル起きるの基本の時刻に加えて、特に「食べる」の中の孫の夕方5時の食事時刻を中心に据えて生活が回るように考えて過ごしました。
▶ 基本時刻として起床5:45、朝食6:00、昼食12:00、夕食5時、就寝10:00と決めて過ごしました。
▸ 基本時刻の合間の朝食と昼食の間の7:30から10:00の2時間半を、家庭事務、教会事務、読書に充てるのが日課になっています。
▸ 一週間の内の外出は火曜日、木曜日が主です。
▸ 火曜日は中央部資料、例会、ブロック会、木曜日は午前から午後3時過ぎまでまで教会です。
▸ 夫の家事シェアは、私の外出日の夕食作り、毎日の洗濯、食器片づけ、孫の送迎です。
▸ 私は土曜日が一番家事時間が長く、夫が地元の方から買って来る野菜類毎回青菜、根菜類取り混ぜて3-4㌔の始末と常備菜作り。肉魚類の下ごしらえなどに充てています。
▸ この時間をおろそかにすると、1週間の生活が乱れがちになるので、この時間も準基本時刻として考えています。
▸ 食をはじめとする買物は殆ど夫です。在庫の棚と冷蔵庫内の様子から買い物予定を立ててくれていて、大変助かっています。食材の置き場所が家族共通である事の効用だと思っています。
▸ 社会的活動に多くの時間を出せたのも、夫との家事シェアのおかげだと思います。
〈Kさん 60代〉
半年前に職場を退職。
在職中は7時40分出社で、帰りに買い物をして帰宅するのが5時頃でした。
朝は6時半起き。どんなに夜更かしをしても、起床時間は変えられないので、寝不足気味でした。
休みの2日間は7時半起床。それ以上寝てると、お腹をすかせた夫が起こしに来ます。
退職してからは7時半に起きていたのですが、住グル―プの集まりの時に「起きるのが遅いね」と言われたのを機に起床時間を6時半に決め、他の基本時刻を朝食7時、昼食12時、夕食6時、就寝11時半と決めました。就寝時間を守るのは結構大変でしたが、決めることによりなんとなく流れてしまう時間にリズムが出来て良かったです。
今回2/1から時間調べをやってみて、
▸睡眠時間は平均7時間20分としっかりとれていました。
▸文化的な時間は6時間20分とすごく多くなっていました。私の文化的時間はフィットネス、読書、テレビ、編み物、観劇などです。
▸その他の家事は約2時間。重さをはかりながらの家計簿記帳・現金合わせ、ラインやメールのチェックや返信、郵便物のチェックの他いろんな雑務です。
▸今は週に1・2回派遣の仕事をしています。仕事の時は朝7時半位から帰宅は7時から8時位になるので、仕事の時は朝だけ食事の準備・片付けをし、昼食と夕食は夫に適当に食べてもらってます。。
今回時間調べをやってみての反省点は家事時間が少なかった事です。
衣の時間がなかったのは洗濯は夫がやってくれるからです。私はたたんである物をしまうだけなので、2~3分位しかかかりません。
その他、ゴミ捨てやお風呂掃除もやってくれるのでとても助かってます。
住の時間はもう少し増やし、予定が決まってた方が効率良く時間が使えるので、掃除や片付けをする曜日を決め、習慣化して汚れをためない暮らしを目指したいと思ってます。
こちらは、
「時間」と「家計」を図式化したものです。
「暮らし上手になりたい」という声を多く聞きます。
特に働いている方、乳幼児を抱えている方からお話を聞きます。
今の不都合な暮らし変えたいならば「時間とお金の使い方」。
その基本の考え方は「家庭は簡素に社会は豊富に」という言葉があります。
暮らしの内訳はおおまかに
「衣」「食」「住」
これらにかかる家事時間を、
それぞれの実情に合わせて、
無駄をなくしたいものですね。
そのコツはまずは「時間の使い方」
「暮らし上手は、時間の使い方から!」
▸基本時刻を決めて、暮らしにリズムを
▸優先順位を見極めて予定を書き出す
▸仕事にかかる時間は何分かを知ること
▸仕事をだらだらするのではなくて、終わりの時間を決めて、区切りをつける
▸仕事に取り掛かる前に、前もって準備する。先手仕事など
これらがメリハリのある生活を演出する材料となるのです。
こちらの竹の写真・・・。竹には規則正しい”節”があります。
節から節は空洞になっています。
「起きる」・「食べる」・「寝る」を基本にして、基本の時刻を決めると、
竹の節から節が空洞であるように、
私たちの生活の中でも、基本の時刻と時刻の間の時間は、
何をしても良い自由な時間となります。
基本時間を守ることが、それぞれの家庭のゆとりとなり、穏やかな時間を生み出すものと思います。