(提出数と集計数)
2023年家計報告 提出数と集計数です。
12月末会員数108人
提出数 74人69%
集計数 72人67%
もう一息は2人でした。
年代別に提出数を見ると
70代以上は
参加できない人以外はほとんどの人が提出しています。
また、40代後半 50代後半の人も
7割以上の提出があり、
仕事・家事と忙しい中でもしっかり家計簿記帳をしていることがわかりました。
(過去5年間の会員数に対する提出数と集計数の推移)
過去5年間の会員数に対する提出数と集計数の推移
縦に会員数 横に西暦です。
青は会員数
茶色は提出数
クレーは集計数と集計率
会員数は毎年減少していますが、集計率は2021年までは上がっていました。
2023年は提出数・集計数ともに前年より少ないです。
12か月に満たなくても、連続3か月集計できれば提出できますので、今回出すことが出来なかった人は、来年は是非提出してください。
一世帯1本の純生活費のグラフ
例年、年代別に前半後半と分けて、純生活費を出していたのですが、今回は年代によっては集計数が少ないため平均額を出すのが難しい、また大きな支出の影響が出て来てくるなどがあり、
この一人1本のグラフで年代別の純生活費を見ていくことにしました。
縦は金額 横は年代で 年齢順になっています。
・赤が食費です。30代から50代までは家族人数が多いため少し多めになっています。
どの年代も食を大切にしていることがわかります。
・緑は住居家具費です。家電の買い替え、集合住宅では修繕積立金、一軒家では維持するためのメンテナンス費用など どの年代も一定金額かかる費目です。
30・40代はどの世帯も多いです。60代になると少なくなってきます。
60代以降、特に大きくなっている世帯はリフォームや予定外の設備の修繕・交換などがありました。
・青は教育費です。30~50代までは支出が多いです。大学受験や海外留学などで特に大きな支出があった世帯もありました。しかし子どもの成長とともになくなる費目で、 今回相模では60代からなくなっています。
・ピンクは公共費 です。私たちが思いを込め、いつも心掛けている費目です。1月の能登地震ではわれらの公共費に多くの方々が心を寄せてくださいました。これからも変わらず意識したい費目です。
・30・40代は支出の大きい順に
住居家具費・教育費・食費・職業費・特別費です。
1番目の住居家具費から3番目の食費までの支出は
純生活費の63%を占めていました。
・50代も30・40代と支出の順番は同じです。
・60代~80才以上までは
食費・住居家具費までは同じですが、
3番目になると60代は職業費、
70代・80才以上は特別費になっています。
保健衛生費は70代・80才以上ともに4番目に入っています。80才以上は5番目が光熱費でした。
縦に費目 横は集計数72に対する割合
ピンクが予算が守れた 家計報告の対予算に1と書いたもの
黄色は守れなかった 2
グレーは該当なし・予算なし 0
教育費は58人が該当しないとありました。
自動車費は27人でした。
(予算が守れた費目)
予算が守れた費目です。上位3費目は光熱費・娯楽・交際費。
光熱費は守れたが6割を超えている。
2022年は守れたが1割でした。
そのため、予算を増やしたことや昨年1月~政府の電気・ガス価格激変緩和対策で支援があること、また家族の協力で節電ができたりと私たちが意識して生活した結果だと思います。
これからも意識して生活しましょう。
予算が守れなかった費目
住居家具費
保健衛生費
食費
30~50代は教育費も挙げていました。
食費について
縦が年代 その下は集計数、 横は%
30・40代 50代 80才以上は守れなかったが多い
50代は13人中11人でした。
費目で見ると主食費は守れたが丁度半数
副食物費・調味料費は予算が守れなかった人が多い
昨年は度重なる食品の値上げや異常気象による野菜の高騰がありましたが、食費への影響はどうだったでしょうか
昨年から内訳を調べるようになった保健衛生費を見ていきましょう。
(①医療費)
縦に年代その横は集計人数です。集計数は内訳の記入がないため68になります。
横が1か月の金額です。
・青は①医療費です。30・40代は18才まで医療費が無償化のため金額が少ないです。
70代以降は医療費負担割合が収入によって違ぅってきます。3割から2割や1割負担になりますが、病院にかかる回数も増え、それに伴う交通費もかかるためでしょうか支出が多くなっています。
(②健康管理)
茶色は②健康管理です。
人間ドックなどの健康診断、整体や栄養補助食品など個人の考えによって大きく変わるところです。医療費が少ない世帯は健康管理費が多い傾向がみられました。
(③介護)
グレーは③介護で70代から支出がありました。
(④消耗品)
山吹色は④消耗品です。家族人数や生活の仕方・こだわりによって変わってくるところです。
たとえば、ティッシュペーパーは在庫があったり・使わなかったりで支出0円が14人・トイレットペーパーはふるさと納税の返礼品という人もいました。ティッシュペーパーが0円の世帯はトイレットペーパーの金額が多くなっている傾向にあるようです。金額だけ見るのではなく、使用量にも関心を持ちたいです。
2019年南関東部の生活勉強会で保健衛生費の消耗品の目安量を出しました。これを参考に、
身体にも環境にも優しい使い方をめざし、適量を考えて生活しましょう。